校長挨拶

御挨拶

   福岡県立育徳館中学校・高等学校 

 平成16年、県下初の県立中高一貫校として中学校を併設するにあたり、育徳館中学校・高等学校と改称し、校訓は「育徳」、「文武両道」「質実剛健」の校風のもと、「徳」「知」「体」のバランスの取れた「次世代のリーダー」育成を目指しています。敷地内には藩校時代の正門である「黒門」や県重要文化財である講堂「思永館」があり、夏目漱石の門下生で小説坊ちゃん)のモデルとされる小宮豊隆氏やNEC創業者岩垂邦彦氏の記念碑なども点在し、重厚な伝統と本校卒業生の偉業を感じながら、県下有数の広大な学び舎で、一心不乱に心身を鍛えます。

 本校では、6年間を見通した教育プログラム「育徳ビジョン」に基づく、系統的でハイレベルな学習指導や進路指導を行い、高校からの入学者に対しても手厚い学習支援を用意し、人間関係づくりにも力を入れています。また多くの生徒が文化部・体育部に所属し、勉学と両立させ、個性や能力を伸ばしています。

 体育大会・文化祭などの学校行事の多くが中学校、高等学校合同で行われ、異年齢との交流を深めながら、心の成長が醸成されます。東京研修では、東京大学や官公庁、一流企業本社を訪ね、進学・進路実現意欲を高めさせます。さらにグローバル人材の育成に向けた、英語教育も充実しており、多くの生徒が高いレベルの資格を取得しています。また平成28年度から、高校2年生では海外修学旅行(令和6、7年度はシンガポール研修)を実施しており、外国企業視察や現地大学生との交流を通して、視野を格段に広げ、心に秘めた志を一層高めさせ、必要な資質を磨く絶好の機会となっています。

これからも伝統ある教育理念を継承し、先取遠望の「次世代リーダー」育成に努めます。